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皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。
朝夕の虫の音に、いやがおうにも秋の訪れを感じる今日この頃です。
昨日、ここ信州小諸では、天気雨の後、きれいな虹が出ました。生徒さんが教えてくれました。虹霓(こうげい)と言われる、二重の虹でした。虹(こう、主虹)と霓(げい、副虹)の組み合わせでできた、壮大な二重アーチです。
さて、最近の状況報告を。
① 蟻(アリ)と螽斯(キリギリス)。早い時期から、トライアル&エラーを。
~塾テストを終えて~
中1国語。
たとえば、「部首」「重箱読み/湯桶読み」「言葉の意味」「指示語・接続語の基本的な用法」。こうしたものをゆっくり見られるのも、今のうちだけかもしれませんね。
こうした細部を丁寧に見ていく時間を確保できるかどうか。…個人差はありますが、受験が本格化する時期では、あまりにも遅いです。早いうちから緩やかなスロープをのぼっていけば、高い目標も、決してつらくなく、到達することができるのではないかと思います。(親御さん。お子さんを苦しめないように、早め早めの対策をお考え下さい。)
中2社会。
クラス授業のテスト直前日におこなった歴史プリント4枚、ほとんど的中していましたね。習ったことが得点化されているかどうかを見ていって、学習法の見直しをしていきましょう。
そうやって学習法も含めて試行錯誤する中で、各分野ごとに学習成果を積み上げていくことは、受験の時期に必ず役に立つと思います。中1・中2から塾通いをして頑張っている塾生は、必ずアドヴァンテージがあるはずです。それを活かしていけるようにしましょう。
② 判断力を鍛えて、コンテクストを読み取れ。
~中3総合テストを終えて~
中学校全体としても、平均点がいきなり落ち込みました。学びの庭の塾生に関しても、特に新入塾生は、苦戦を強いられているようです。中1・中2範囲の問題が広範囲すぎるせいでしょう。1、2年次から通塾している生徒さんに負けないように、猛烈に学習していきましょう。
ここで言う、“猛烈に”とは、具体的にはどういうことでしょうか。
たとえば、英語。必要なのは、英単語・英文法の知識だけではありません。それらを前提とした、“判断力”が必要となってきています。リスニング問題はもとより、表やグラフを正確に読み取り、何が要求されているのかを判断し、適切な解答を作り上げる。近視眼的な“知識”だけでなく(もちろん、知識も無ければいけませんが)、より遠くからの巨視的・鳥瞰的・俯瞰的な、“コンテクスト(文脈・脈絡)”を読み取る力も必要なのです。
誤答から、自分がどういう知恵を身につければよいかをつかんで、それをノートに一言ずつ残していきましょう。答えを赤ペンで書き込むだけ。そんな学習からは、即、卒業しましょう。
③ 自力本願と他力本願。
~次回定期テスト(中1・中2…前期期末テスト、中3…第2回総合テスト)に向けて~
目下、生徒さんたちは、範囲表や計画表と睨めっこしながらの日々ではないかと思います。今回は、得トレ(得点力強化トレーニング)の時間もあまりとれませんので、皆さん、自力でできるところは、家庭学習で早め早めに進めておきましょう。
「計画表を持ってきな!」と言っているのに、持ってこない生徒さん。…心配です…。塾に来たときだけ、先生に言われたことだけ、習ったことだけ、頑張る。…これでは、得点上昇や順位の上昇はとても期待できませんよ。自分でも頑張る。他者の知恵も借りる。このベストミックスで、自己ベストを目指しましょう!
夜、一日の最後の授業の塾生たちを送り出したとき、塾の玄関先の石畳が白く光っているのに気づきました。
空を見上げると、皓々と輝く満月。
叢雲ひとつない空にあって、水を湛えた湖のように盈(みつ)る月は、周囲に燦然と光を放っていました。
夕方には虹。夜には満月。塾長は、大自然のパワーを一身に受け取ったように思います。授業を通して、そうしたパワーを生徒さんたちと分かち合えればと考えています。塾生の皆さんも、気力充分に、塾でも、家でも、学校でも、頑張ってもらいたいものです。