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日々平和に勉強できることに感謝。

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皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。

 

塾生の皆さんが、塾の玄関先の金木犀の香りについて、自分から率先して話題にしてきます。

そうした感受性コミュニケーション能力は、とても大切ですね。

塾長も、そうしたスムーズな本音のコミュニケーションをとりあうなかでこそ、生徒さんの本当に困っていることの詳細にも触れられるのですから。

 

コミュニケーションついでに、もう一つ。こんな雑談をしたという紹介を。

目下、長野県の公立高校入試の過去問題を指導しています。ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』についての英文だったのですが、偶然生徒さんの一人が着ていた服にまさに『モナ・リザ』がデザインされていたので、ダ・ヴィンチについての雑談を一くさりしました。

ダ・ヴィンチが描いたもう一つの『モナ・リザ』の話や、さらには、マルセル・デュシャンの『L.H.O.O.Q.』という、モナ・リザの絵葉書を用いた前衛的な作品の話までしたところ、教室に笑いが生まれて場が和みました。(というのも、この謎めいたタイトルの意味が実はフランス語の《Elle a chaud au cul.》だったということを話したからですが。この翻訳はここには載せません。皆さん、調べてみてください。)

 

話を元に戻しましょう。

生徒さんたちとコミュニケーションをとっているとわかるのですが、生徒さんたちの本当の悩みは、点数が取れないこと、ではないことが、往々にしてあるような気がします。

因果関係でいうならば、実は、点数が取れないことの《前》や《後》に、生徒さんは悩んでいるのかもしれません。

 

《前》の悩み。

点数が取れない原因。

勉強法が分かっていない。解けない。書けない。思い出せない。日常生活の時間の使い方ができていない。段取りが悪い。時間がない。疲れている。エネルギーが出ない。目標・目的意識がない。そもそも、好きではないし、やる気もない。将来の夢も特に定まっていないから、勉強に身が入らない。つい後回しにする。他にやりたいことがある。特に何も考えていない。etc…

 

《後》の悩み。

点数が取れないことによる結果。

親や先生が怒る。叱る。悲しむ。あきれる。家や学校での居心地が悪い。第一志望校に合格できないかもしれないという不安を抱える。そもそも、なぜその高校が第一志望なのかもよくわからなくなってくる。自暴自棄になる。集中力が下がる。無気力になる。答案の誤答解き直しが面倒くさい。分からないものが多すぎると解決できなくて憂鬱になる。他のものに逃避したくなる。etc…

 

もちろん、『学びの庭』は学習塾ですので、点数を伸ばすことに照準を合わせてはいます。

実際、結果も出ています。

しかし、さら地にいきなり天守閣を立てるような真似は致しません。

即席メンドーピングは、結局、体を壊すのです。

外濠(そとぼり)を作り、内濠(うちぼり)を作り、土を盛り、石垣を築き、その上に天守を作ってこそ、初めて堅固な城が出来上がるのです。

 

急がば回れ。

ゆっくり急げ。

 

両方の観点を持ちつつ、指導しています。

 

もう10月。

まだ10月。

 

生徒さんたちは、受動性に陥ったり、忌避感に陥ったり、自己中心的な行動に陥ったりせず、日々平和のなかで勉強に打ち込めることを感謝しつつ、目の前の課題に対して自分の能力を最大限に発揮することに、まずは専念しましょう。細かなコツや着眼点は、授業で塾長が教えます。

 

感謝の心。

 

これもまた、点数を伸ばすためにも必要な条件ですね。

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