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二つの勉強法。「何だっけ」と「どうだっけ」。

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皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。

 

いま、塾の玄関先にはカタクリの花が咲いています。塾生のうち、何人が気づいてくれているかな…と思っています。

 

さて、今日は学習法についての二つのメンタル面での違いについて語ろうかと思います。

 

大したことではありません。

問題演習をしていく中で、「何だっけ、何だっけ…」と、思い出そうとする姿勢と、「どうだっけ、どうだっけ…」と試行錯誤する姿勢の違いです。

もちろん、どちらが良いかはお分かりですね。

 

前者のように、記憶を呼び戻そうとするだけの姿勢は、ともすると、《やりかた忘れた~。⇒できなくても仕方がない。》となりがちです。また、「何だっけ、何だっけ…」とやっている段階で、その記憶は使い物にならない程度の記憶なので、ほとんど《時間の無駄》でしかありません。

それだったら、すばやく答え合わせをして、反復の時間を作った方が賢明です。

それに対して、後者の方は、かりに忘れたものがあっても、原理に立ち返って再構築することができるやり方なので、汎用性が高く、有効です。

 

指導をしていて分かるのですが、《やり方を覚えて、当てはめる》だけの姿勢の人は、伸びにくいです。単純再生産か、縮小再生産にしかならないからです。

それに対して、《やり方を理解して、応用していく》という姿勢の人は、どんな問題にも対処できるので、伸びやすいです。知が、拡大再生産になっているからです。

 

たとえば、数学の問題を2問おこなうとしましょう。

このとき、前者の姿勢で、例題を見てただ当てはめて2問やるよりも、後者の姿勢で、まず1問解いてみて、分からなければ例題を参考に試行錯誤して自分なりのコツをつかみ、もう一問は自力で解く、というやり方のほうが、どれだけ充実した学びになることでしょうか。

 

前者のやり方では、習ってないことはできません後者のやり方なら、習っていないことでもできるようになっていきます。そして、入試問題は、必ず、未知の形の出題がなされるのです。

どちらの学習法が賢明かは、火を見るよりも明らかですね。

 

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