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「分かってます!」
と自信満々に言う人に限って、
「分かっていない」ことが多いように感じる今日この頃です。
皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。
今日は、先日、いくつかの書店を巡りながら、感じたことを。
リアルな書店の魅力は、いろいろとあると思います。
世の中の流行りの本を、肌で知ることができる。
知らない本や、意外な本と、出会うことができる。
などなど。
ですが、
やはり一番の魅力は、実際に手に取って本を選ぶことができる、という点にあることでしょう。
ところが、長野駅から善光寺方面に徒歩〇分、〇〇〇という本屋では、全くそうではなかったので、塾長は(悪い意味で)驚きました。
塾長がこの本屋で、ごく丁寧に、ごく常識の範囲内で、本を手に取って、ほんの数分間、見ていたとき。
書店員(店長と思しき人)から、
「本が傷むのでやめてください」
と注意を受けました。
「は?」
塾長は普段から本を、人並み以上に、この上なく丁寧に扱う人間です。
書店でも決して本が傷むような扱いはしません。
(しかも、購入するかしないかをまだ決めていない本であればなおさら。)
それを、あたかも塾長がこれから本を傷めることが前提であるかのような話しぶり。
呆れてものも言えませんでした。
(こんなことを言われたのは初めてです。)
その前に居た書店では、もっと長い時間あれかこれかと本を物色していても何も注意されませんでしたし(つまり、塾長は何の問題もない本の扱いをしていたということ)、
いまどき、購入前の本でも、隣接のカフェに持ち込んで読んでもいいような書店もあるというご時世なのに……。
要するに、これは明らかな言いがかりだったのです。
まあ、いろいろな商売の仕方があるので、お高く留まって、お客に本をむやみに触らせたくないのであれば、それもあり(ご自由)でしょう。
ですが、そうであれば、最初から、本はショーウインドーか何かに入れて触れられないようにするなり、「お手に取るときは、スタッフまでお声掛けください」と張り紙等をするなり、……何かしら、あらかじめアナウンスしておくと宜しいのではないでしょうか。
《手に取って選べる》という良さを客から奪ってしまっては、おそらく、リアル書店の魅力は半減(いや、それよりもさらに減る)でしょうね。
そんなだから、近隣の書店に、あるいはアマゾンに、負けてしまうのですよ。
実際、土曜の昼下がりにもかかわらず、その書店と併設のカフェは、閑古鳥が鳴いていました。
帰り際、店主(と思しき人)に「リアル書店の魅力がどこにあるか、分かっていらっしゃらないようですね」と意見をしたら、
居丈高に、即答で、
「いや、分かっています!」
との返事。
ああ、分かってないなぁ、これでは駄目だなぁ、話にならないなぁ、と内心思って、呆れかえってしまいました。
おそらく、塾長は金輪際その書店には足を運ばないことでしょう。
塾長自身も、他山の石とできればとも思います。
それにしても、
本を愛する人間が、本屋から遠ざかる。
不幸な本屋(世の中に無いほうがマシな本屋)だと思った次第です。
塾長は、口直し(?)に、別のお気に入りの本屋に寄ってから、帰宅しました。
(そこでは店員さんと気持ちよくコミュニケーションが取れました。このお店にはまた足を運ぶことでしょう。)
たかが書店。されど書店。
売り手も、買い手も、作り手も、誰もが、Win‐WIn‐Winの関係になれると良いですね。