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皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。
夏期講習の真っただ中ですが、
先日、高校時代の友人と会いました。
いろいろとタメになる話が聞けましたので、この塾長日記で小出しにしていければと思います。
今日は、そのうちの一つ。
ごく、分かりやすいところから。
もちろん、塾生にとって、非常に役に立つことです。
歴史に対するスタンスの違いについてです。
友人Aくんには、息子さんがいます。
Aくんにとって、学校の歴史は、事実を覚える作業でしかなかったのですが、
息子さんは、歴史上の人物や出来事の背景を想像して楽しんでいたとのこと。
自分とはタイプが全然違うと気づき、驚いた、とのことでした。
なるほど、事実を整理し覚えていく作業も大切です。理系のAくんらしい、クールな捉え方です。
息子さんの捉え方も面白いですね。歴史が立体的になり、躍動感が出てきます。
そこで、塾長は、自分はどうだろうかと考えてみました。
……塾長は、自分は歴史に対して、疑うスタンスだと気づきました。
そして、まさに、塾長の書いた小説『エレキテル』のなかでも、そうした記述があったのを思い出しました。
Dubitō, ergō sūm.(我、疑う。故に、我あり。)
歴史は、意図のある人物によって語られている部分もあります。(むしろそれらの集成と言ってもいいかと思います。)
疑ってかかることで、異なった視点が得られ、見えていなかった側面を見つけることもできます。
これも大切な捉え方ではないかと思います。
三者三様の歴史に対するアプローチ。
想像する。
疑う。
覚える。
どの視点も大切ですので、塾生の皆さんはうまくミックスアップしながら学習していってください。