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二つの勉強法。ピラミッド型と、万里の長城型。

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皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。

 

先日、面談(入会説明会)をしていて感じたことをご紹介します。

 

お母様とお子さんで見えられて、塾長といろいろな話をしたのですが、そのときに感じたのが、親と子の間で、学習観タイプが異なるから齟齬が出てしまっているのではないかということでした。その場でもお二人には伝えたのですが、一般的に役立つとも思いますので、参考までに、そのとき塾長の考えた学習観二つのタイプについて述べてみます。

 

一つは、ピラミッド型です。要するに、積み上げ型で知識や技能を習得していく学習観です。特に英語数学などでは、こうした学習は必要で、基礎が分かっていないのに、応用をやってもできるようにはならないのは、こうした教科の特徴です。

もう一つは、万里の長城型です。要するに、横にスライドして石を積んでいく感覚の学習観です。特に分野や単元が変わると押さえるべきことがガラリと変わる理科社会などでは、こうした学習の仕方の生徒さんが多いです。この学習観ですと、いま勉強している単元についてはそこそこできるのですが、半年前、1年前に学習した内容は、きれいさっぱり忘れてしまっているということがままあります。

 

情報があふれんばかりにあるこの令和の時代の特徴なのかもしれません。塾長が学生だった頃よりも、いえ、塾長がこの仕事を始めたころと比べても、こうした後者の学習観で日々の学習を次から次とこなしては忘れ、こなしては忘れ、…を繰り返してしまうケースは増えているように感じます。長期記憶や一生の技能に定着する前に、次から次へと新しい課題を与えられてしまう今の子供たちは、ある意味、こうした時代の犠牲者なのかもしれませんね。

 

とはいえ、そうとばかりは言っていられませんので、どうにか学習内容を定着させなければいけません。そのためには、よしんば万里の長城型の学習になってしまっていても、折々、それを大きくさかのぼって見直していく機会を作っていくことで、ピラミッド型の高まりを作っていくことが肝要かと思います。

「学びの庭」の授業や講習会などは、そうしたことを念頭に置いてカリキュラムが構成されています。「大きくさかのぼった見直し部分」と、「目下の課題の部分」です。

親御さんから見れば、「一度習ったのだから、できて当たり前」と見えるかもしれませんが、なかなかそうはいかないものです。人間誰しも(“天才くん”は違うかもしれませんが)、繰り返したり、反復したりするなかで、できるものが増えていったり、間違えなくなったり、スピード感がついていったり、理解が深まったりするものです。

「学びの庭」は、個々人のお子さんやご家庭のそうしたニーズに応えています。その意味で、学校よりも身近で頼りになる存在であることを自負しております。どうぞ、塾と大いに仲良くなって(塾との信頼関係ができていれば、細かな要望もしやすくなるというものです)、大いに能力を伸ばしていきましょう。

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