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皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。
このところ、雨が続いていますね。晴耕雨読。塾生の皆さんは、教養の高まる読書をしていますか。
高校生の英語長文でマーク・トウェインのことが出てきました。
そのときの生徒さんは、マーク・トウェインも、トム・ソーヤーも、ハックルベリーフィンも、知りませんでした。
いまの若い世代の読書のレパートリーには、塾長の小学生時代には定番であった、19世紀のアメリカ中西部を舞台とした、ヤンチャな少年たちの冒険活劇は入っていないのでしょうか。
単にストーリーの面白さや、キャラクターの魅力だけでなく、たとえば、居留地(reservations)に追いやられたネイティブ・アメリカンのこと、黒人奴隷を当たり前のように使役する生活、ミシシッピ沿いの自然や景観、……当時のアメリカの歴史や文化も知れて、なかなか興味深い読書になること請け合いなのですが。(特に、『ハックルベリー・フィンの冒険』のほう。現在、下らぬ言葉狩りで、この名作もあらぬ憂き目にあっているようですが。)
マーク・トウェインの名前の由来、「水深二尋」も教えましたが、別に塾長は知識を押し付けたいのではありません。こうしたことは、自分の世界を広げていく上での、単なる一つの例に過ぎません。生徒さんには、生徒さんの切り口で、さまざまな外界への興味関心を広げていってくれればと思っています。
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