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皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。
8月15日。戦後75年の終戦の日。
天皇皇后両陛下のご臨席の下、三権の長をはじめとした日本国民や戦没者のご遺族の代表が集い、今年も厳かに全国戦没者追悼式がとりおこなわれたことに、塾長も国民の一人として思いを新たにしました。コロナ禍ゆえに、国歌の斉唱は行われず、演奏のみとなったことは、とても残念でした。なぜなら、現在の塾長の考えでは、日本人がきちんと日本というものを背負って平和への誓いをしてこその、“反戦の誓い”・“戦没者への慰霊”だと思うからです。日本人一人ひとりが他人事ではなく自分のこととして日本を背負うためには、国旗も国歌も必要なものなのではないかと考えています。(決めつけているわけでも、おしつけようとしているわけでもありませんので、ご意見がございましたらどうぞお聞かせください。考えを深める材料とさせていただきます。)
海の向こうでは、いろいろな場所で、21世紀の文明社会とは思えないような自由の剥奪や人権の蹂躙が現在進行形で行われています。そのような世の中にあって、私たちが、単純に政治的にどこかの党派に与すればよいというようなことではなく(と申しますのも、平和、自由、人権といったものは、国境を越えて、党派を超えて、大切なものだと思うからですが)、学び、考え、良識のある者として振る舞うことが大切なのだと思います。勉強とは、そうした良識を育てるためのものでもあります。
奇しくも中学校では人権教育の意見文などが課題となっているようです。生徒さんたちは、学校の先生が言っていたから、テレビで放送されていたから、新聞に書いてあったから、と鵜呑みにするのではなく、さまざまな視点から事実や真実がどこにあるのかをとらえなおし、真の「平和」「自由」「人権」とは何かを考えていってください。