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○ならば、いい?

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皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。

 

今日は、夏期講習中の生徒さんたち(中2クラス授業・数学)の様子から、良かった点と、改善点とを、一つずつお伝えします。

 

① まずは良かった点から。

連立方程式の文章題。中2夏の最大のハードルですよね。

夏期講習では、基本・応用・入試実戦のレベルの連立方程式文章題を順次おこなっていきましたが、そんな中で、きちんと何をx、何をyと置いたかをノートに書いていた生徒さんは、正しい立式をして、正解を導き出していました。

こうしたものを書かないと、左辺は金額なのに右辺は個数の式、左辺は道のりなのに右辺は時間の式などを、作ってしまいかねません。また、最後に答えとしてxの値、yの値をそのまま書いてもいいかどうかを検討する際にも、差がつきます。たとえば、去年の男子と女子をそれぞれx人、y人と置いた場合、今年の男子と女子を求めなさいというゴールに気づかずに誤答を導き出してしまう、そんな生徒さんが続出していました。

こうしたモロモロを防ぐためにも、きちんと何をx、何をyと置いたかをノートに書くことは大切です。指導をしたのちは、ほとんどの生徒さんがこうした演習時の基本を身につけてくれました。

 

② 次は改善点を…。

同じく連立方程式。今度は、計算処理の方法についてです。

代入法は人気がないのか、多くの生徒さんが加減法を用いて計算をしていました。それ自体はとりあえずは構いませんが、そうしたとき、たとえば、700x+1400y=35000という式であれば、すかさずすべての項を700で割るということをしてほしいものです。たいていの生徒さんが、すべての項を100で割るということには気づいてくれましたが、さらに7で割るという単純なことに気づかずに、係数が大きいままで計算処理を続けてしまっていました。

正解が出ればそれでいいではないか、という考えの生徒さんや先生方もいるかもしれませんが、塾長はそうは思いません。簡単にやれば1分で終わる問題を、5分かけて解くのは、やはり良くないのです。改善したほうがいいのです。生徒さんに学びの姿勢があれば、次回以降、さらに良い方法で解いていきたい、と思ってくれるものと考えます。

学ぶとは、そういうものです。自己流だけにこだわる人は、伸びづらいです。自分の考えやスタイルを大事にしながらも、他者からも、先人の知恵の集積からも、取り入れられるものは貪欲に取り入れていってよいと思います。それがあなたがたのためだと思うからです。

こうしたコツも、指導ののちには、ほとんどの生徒さんがノートに残してくれました。頼もしい限りです。今後に期待します。

 

また、明日から、講習会のお盆明けの日程になります。夏の仕上げの気持ちで、取り組んでいきましょう。

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