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1ヶ月で書き上げました。
今月の塾長の頭の中は、江戸時代でした。
皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。
塾生たちの多くが平賀源内という人物を知らないということにショックを受けつつも、塾長はこの度、平賀源内を中心とした短編小説『エレキテル Elektriciteit』を書き上げました。
原稿用紙換算80枚超。
9月の初めから書き始め、調べつつも書き進め、昨日、無事に脱稿しました。
(唯一平賀源内を知っていた中2塾生は、源内の幼年期の仕掛け掛け軸「お神酒天神」のことも知っていました。驚き!)
もともとは、上田秋成の『雨月物語』(1776年)の「夢応の鯉魚」のパロディーが書きたかったのですが。
気がついたら、1770年代あたりの平賀源内らのお話になっていました。(源内のエレキテル完成も1776年)
ところで、皆さんは、こんな歴史問題に答えることができるでしょうか。
以下の下線部ア~クの説明が正しければ〇、間違っていれば×をつけなさい。また、×の場合は、正しい語句に書き改めなさい。
田沼意次はア11代将軍徳川イ家慶の時代にウ老中となり、株仲間をエ解散し、オ冥加金をとった。この頃、カ明暦の大火やキ天保の大飢饉、ク富士山の噴火などがあった。
なかなか難しいですよね。
(解答は次回)
でも、この塾長の小説を読めば、ほとんどの問いに答えられてしまいます。
全8章で、こんな構成です。
『エレキテル Elektriciteit』
1 うなぎ屋にて
2 エレキテル体験
3 うなぎになる夢
4 本居宣長と上田秋成の論争
5 源内になる夢
6 うなぎ屋と大工の対話
7 ニッポン・ニホン論争
8 物語の結末
原稿をどこかの文学賞に投稿してもいいのですが、やや(かなり?)ふざけてしまっているので、今回は見送ります。近作いくつかとともに近く綴じて、委託販売をしてもらえるところを探そうかと思っています。
源内は『根南志具佐(ねなしぐさ)』という談義本を書いていますが、塾長の小説はさながら『輪留府酒(わるふざけ)』といったところでしょうか。
とはいえ、本居宣長と上田秋成の「日の神」論争や、「日本」はもともとニッポンと読まれていたかニホンと読まれていたかに関する論争などは、かなり正確に論じていますので、知的好奇心の強い生徒さんにもおススメです。
塾生には希望者に無料のコピー製本のものを頒布いたします。(塾生だけの特権?です!)
歴史の勉強をしたい塾生、面白い話を読みたい塾生、ヒマでヒマでどうしようもない塾生など、塾長にひとこと伝えてください。