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皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。
今日の新聞で、松木武彦氏が亡くなったことを知りました。
ご冥福をお祈りいたします。
それにしても、早すぎるご逝去でした。まだまだ興味深い話が読めるかと思っていたのですが。
この塾長日記でも、以前に松木武彦氏の本をちらっと紹介したことがあります。(2022.1.17『中3に、共通テスト。日本・イギリス酷似説。』)
『縄文とケルト 辺境の比較考古学』
(ちくま新書)
塾長自身もイギリスと日本は似ているなと常々思っていましたので、この本は、わが意を得たり、の部分もあって、楽しく読ませてもらいました。
ケルトの墳墓などと、縄文文化の貝塚などを、比較対照しつつ文化の共通点や相違点を考察していくというものでした。
印象としては、日本の文化は、縄文に限らず、縄文・弥生・古墳時代あたりまで、幅広く見ていくとさらに面白くなるのだろうという気がしました。
とりわけ、貝塚が単なるゴミ捨て場ではなく、生と死が交感を果たす、宗教的な場でもあったという指摘は、重たかったかと思います。
もう一度、読み直していろいろと考えてみたいですし、また、読みやすそうな『古墳』(角川ソフィア文庫)という本もあるようなので、そちらも探してみたいと思います。
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