- カテゴリ
皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。
前回からの続きもの。今回はその第2回です。
②数学「文章題が解けないのはなぜ?」
塾生が悩んでいることの一つに、
「数学の文章題が苦手」というものがあります。
計算は量をこなすことでどうにか慣れても、
文章題になった途端に、
ペンを持つ手がとまってしまう。
そんな生徒さんが多数見受けられます。
塾長が観察・指導しているなかでつかんだ、
誰もが使える解決方法を、
ここで、大胆にも、公開いたします。
(1)大きく書く。
「なんだ、バカバカしい。」と思った生徒さん。
そんなことはありませんよ。
ニワトリが先かタマゴが先かはわかりませんが、
勉強が苦手なお子さんは、たいていの場合、
ノートや答案の字が小さいことが多いです。
分数もキャンパスノートの1行に無理矢理
収めて書いていることが多いです。これでは、
ミスにも気づけないし、アイディアも出ません。
そんな生徒さんに、
「大きく書いてやり直しな」と言うだけで、
効果はテキメン。
ウソだと思うなら、ぜひ試してみてください。
本当に、解けるようになるんですよ。
(2)図、線分図、表、イメージを書く。
ちょっとキツイ言い方かもしれませんが、
苦手なお子さんほど手を抜く傾向がありますね。
工夫してラクな方法を編み出すのはいいのです。
そうではなくて、おこなうべき手順を踏まずに
「頭の上にスチールウール」(←わかります?)
の状態になってしまうのです。
与えられた式も、途中式も書かない。
速さの問題なのに、線分図さえ書かない。
これでは、自ら問題を難しくして
自ら苦しんでいるようなものですよ。
どうぞ、ノートを大きく使って書いてください。
別にいまさらジョン・レノンでもありませんが、
イマジン(想像してごらん。=イメージせよ。)
なのであります。
(3)具体的な数字の場合を考える。
文字式や方程式などの場合、
抽象的になってしまうからか、
足すのか、引くのか、掛けるのか、割るのか、
分からなくなってしまう生徒さんが多いですね。
そんなときはすかさず、具体的な数字の場合を
ちょっと考えて書いてみましょう。
そのとき掛け算をすると分かれば、
文字に置き換えても同じこと。
掛け算をすれば良いのです。
ごくごく単純な知恵ですが、やっていない人が
ものすご~くいっぱいいますよ。
ぜひ、使ってみましょう。
スペシャル!
(4)「おモチの三段論法」を使う!
これは、学びの庭・オリジナルメソッドです。
文章題を解くときばかりでなく、
関数の問題、図形の問題などでも広く使える、
ヒジョーに便利な方法です。
このメソッドに関しては、非公開、
塾生たちの特権とさせていただきます。
塾生は、大いに活用してくださいね。
※親御さんへ
お子さんが勉強で困っている状況を、
「部活でまだ忙しいから…」などと
どうか放置しないでください。
まじめなお子さんほど、できない苦しみを、
平気な素振りで、やり過ごしていますよ。
中1で解決すべきことは、なるべく中1で、
中2で解決すべきことは、なるべく中2で、
解決したほうがいいのです。
中3には中3の課題があります。
積み上げのないお子さんは、
さらに苦しむことになります。
どうか、親御さんも、やり過ごさず、
お子さんが一つひとつ楽しく解決できる方法を
早く見つけてあげてください。
学びの庭・塾長の心からの願いです。