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皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。
先日、理科の少人数クラス授業が盛り上がったので、簡単にご報告いたします。
少し教室を暗くして(これだけでも何か非日常で盛り上がるんですよね~)、実物のレンズやプリズム、レーザー光線の出る三色のライトなどを使って、光の進み方に関する授業を行いました。理科の王道である、「疑問」⇒「予想」⇒「実験」⇒「考察」といった流れをコンパクトに実施し、なおかつ、印象や記憶に残る工夫をした授業です。
・生徒さん全員が、実際にライトを使って、確かめてみること。
・生徒さんが自分の創意工夫で、「じゃあ、こうやったらどうなるのかな?」と考えて試してみること。
・それを、後づけで、理論立てて説明すること。
・ノートに残し、繰り返し見直せるようにすること。
…こうしたことと、演習プリントの実施で、光の進み方の原理が深く記憶に刻まれていけば、と思います。(学びの庭は、“塾屋”ですので、必ず、結果に結びつくようにゴールを設定しています。親御さんは、どうぞご安心ください。)
記憶は、感情を伴ったとき、残りやすいといいます。驚き・楽しさ・新鮮さ・嬉しさといった気持ちとともに、知識と思考力が身についていくといいですね。
それにしても、生徒さんたちが、レンズの向きを変えて光を重ねたとき、思いもよらず「三色旗」のような光の帯ができたのには、驚きました。塾長の思い及びもしないやり方でレンズとライトを使ってみた生徒さんの「自由な発想」が、皆でその理由を考えるという、さらなる理科の扉を開いてくれたのです。
やはり、授業とは上意下達の一方通行ではないのですね。さまざまな対話や試みのなかで、息づいているとあらためて実感できました。