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未知・さかのぼり・確認・楽しさ・体感・繰り返し…。そして、切り拓く。

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皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。

 

「学びの庭」では、7/23より夏期講習期間が始まり、いまや遅しと塾生は皆、勉学に励んでいます。

中学生について、各教科ごとに、簡単にトピックをご報告いたします。

 

① 国語 

教科書「非・準拠」だからこそ広がる。

 

講習会だからこそできることの一つに、中学校の教科書の範囲から離れた学習を多めにおこなえるという利点が挙げられます。「学びの庭」では、普段の国語は、教科書準拠の問題集を中心に指導していますが、講習会時には、塾独自の問題集を使用して、教科書には載っていない、「未知」の、文学的文章・説明的文章・随想的文章・古文・漢文などを広く扱っています。

「習ってないからできなくて当然」というマインドから、「習っていなくてもできるような力をつけよう」というマインドへの転換という意味でも、生徒さんにとっては重要な学習となっています。

実際、入試では「未知」の文章を読んで解いていかなければならないのですから、このマインド・チェンジは、早めにおこなったほうがいいものです。

また、部分的であるにせよ未知の文章に数多く触れるということは、たとえば「この夏どんな本を読もうかな」などと思ったときの参考にもなるかと思います。

 

② 数学

中2・中3にも、比例・反比例から。

習って理解しただけのことは、どうしても時間の経過とともに記憶のかなたへと消え去ってしまうものです。積み上げの必要が最も高い教科の一つでもある算数・数学で、前段階の学習内容がおぼつかないようでは、いくら次の学習をおこなったところで、さらにあやふやなものが増えてしまい、困惑してしまうことでしょう。

そこで、「学びの庭」では、こうした講習会の時期には、前学年・前々学年の内容にまでさかのぼって確認をしつつ、現段階の学習へとつながるように指導しています。

たとえば、中3の数学、関数の分野では、中1の比例・反比例中2の一次関数、そして、中3の二次関数へと至るように、明確に整理をしながら学習指導を進めています。さらには、高校ではこの関数分野がどのように広がっていくかまで示すようにしています。

次学年のことまで触れるのは、「学校で習ってから知る」ではなく、「学校で習う前に、すでに、知っている」ということが、実はとても大切なことだと考えるからでもあります。

 

③ 英語

〈make ポン・ポン〉!

中3前期の英語の試験でも出題された〈make O C〉については、当塾では、すでに中1生にも教えています。中学校の定期テストが終わった後の英語授業などで、Oxford University Pressの英語小話を読んで、未知の長文に慣れてもらったりオチをつかんでもらったりしているからです。そうした文章の中ですでに何度も〈make O C〉は出てきているので、そのたびに簡単に教えて、ノートにも残してもらっています。

「学びの庭」では、中1・中2生には、状況に応じて、O(object、目的語)、C(complement、補語)などという難しい言葉はあまり使わず、単純に、「makeの後に、意味のカタマリが2つ、ポン、ポン、と置かれる言い方」で、「ポンをポンにする」という意味だ、という程度で教えています。(当塾では「~させる」という日本語では教えていません。これでは、使役動詞のmakeと混同してしまう恐れがあるからです。教える側は、そういうところまで気を遣うべきです。)

中3生には、典型的な書き換えも含めて、総合テスト入試にも出てくる様々な表現に至るまでを教えています。

この夏期講習でも、すでにそうした指導が進んでいます。今後は、折りに触れ、確認をしていくことになるでしょう。

 

④ 理科

クイズとゲームで覚える。

イオンの分野の学習などの前提ともなる、基本的な化学式を、中2の金・日・水のクラス生には、夏期講習クラス授業の最後の10分程度を使って、カードゲームで点数を競いながら遊び感覚で覚えてもらいました。

授業内でも、印象づけをしながら教えた(インプットしてもらった)後で、クイズ形式で書き出して(アウトプットして)もらいました。単純な「ステージ1」から、複雑な「ステージ5」まで分け、ステップ・バイ・ステップで、どれだけ書けるようになったかを生徒さん一人ひとりが実感できるよう指導しました。

当塾の理科社会でこうしたアウトプット重視(演習中心)の授業が多いは、「板書を写して分かったつもり」のレベルから、「問題を解いて自力で書ける」のレベルまで、能力を引き上げてもらいたいからでもあります。

楽しさとともに体感したことは忘れないと言います。教育の世界では、こうしたことを〈ゲーミフィケーション〉と言いますね。この講習会でおこなったことが長く残ってくれることを願っています。

 

⑤ 社会

オリジナル・シートで両大戦を網羅。

小諸東中3年生の次回総合テストでは、公民分野は全く問われず、地理と歴史だけが全範囲で出題されます。とりわけ、最近習った近現代史の中でも、第一次大戦と第二次大戦の前後のことは、大いに問われるのではないかと予想されます。そこで、塾長が作った各大戦前後のことをそれぞれ1枚に収めたオリジナル・シートを、まずは押さえてもらおうと実施しました。

苦手な生徒さんには、人物名と顔を一致させること(イメージづくり)から始め、どんな流れ、どんな因果関係で、個別の出来事がつながっているのかを理解してもらいました。もちろん、理解(インプット)の次は、演習(アウトプット)です。そのなかで、理解・記憶が足りていないところがあぶりだされてくるので、そこをさらに補足説明したり、確認したりします。しつこく2度目、3度目まで繰り返すこともあります。

「学びの庭」は、開塾以来の方針、《「教える/教わる」からの脱却》を、いまも続けています。うなずきあいの教育(「分かりましたか?」「はい、分かりました」、のナンセンスな相互確認)からの卒業。塾長は、塾生には、最終的には、「知る」「分かる」「できる」だけでない、「自ら切り拓く」にまでたどりついてもらいたいと思っています。

 

夏期講習、まだ間に合います。

特に、部活が終わって、入試勉強へとシフト替えしていく、中3生。また、この夏の過ごし方で、今後の伸びが決まってくる、中1生。完全個別指導ならば、一人ひとり個別に学習内容やスケジュールを決めるので、様々なものとの両立も大いに可能です。2人以上の同時参加ならば、新規クラス授業を組むことも考えます。

どうぞ「学びの庭」で、自分の能力を開花させる学習に、チャレンジしていってください。

塾長も、塾生の能力が向上するよう、今後も知恵をしぼっていきたいです。

 

通塾に二の足を踏んでいる皆さん、まずは個別説明だけでも聞きに来てみてください。無理な勧誘は一切いたしません。ご連絡、お待ちしております。

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