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弱点の「見える化」と、…。

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皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。

 

信州も先日、ようやく梅雨が明けました。

塾生の皆さん。信州の小・中・高生の皆さん。長雨(眺め=眺む)の時季は過ぎました。

猛烈にペンを走らせて、演習演習、の日々へと突入しましょう!

 

「学びの庭」の授業では、時間をあらかじめ短く設定して演習をしてもらい、その誤答を中心に、塾長が解説・補足・類題提示などをすることが多いのですが、その際、AI(Artificial Intelligence人工知能)など使わずとも、塾生の弱点を瞬時に見分けています。(別にAIに敵愾心を持っているわけではありませんので、悪しからず。)

たとえば、現在進行形や過去進行形の単元で、be動詞のほうが書けていないのであれば、進行形以前に、be動詞の現在形・過去形を確認しなければいけません。あるいは、~ingのほうが完全に空欄になっているのであれば、~ingの書き方以前に、主な一般動詞そのものをまず分かっているかどうか確認しなければなりません。いえ、そもそも、生徒さんの英語の書き方一つとってみても、一文を何度も見て写しているのか、一単語でさえ何回も見て書いているのかどうかまで観察して、適切なアドバイスしてあげる。…そうしたことができるのは、やはり、人間なのです。(そのうち、そうしたことも分かる優れたAIも出てくるかもしれませんが、塾長が言いたいことは、AIと競いたいなどということでは全くありません。言いたいことは、AIは、機械や、コンピュータと同様、あくまでも単なる“道具”であるという、あまりにも、あまりにも自明なことです。)

 

さて、こうした「弱点の見える化」(+適切なアドバイス)とともに大切なことの一つが、学習環境のちょっとした負荷をどう取り除いてあげられるかです。

ほんの些細なことですが、たとえば、こんなこと。

「学びの庭」の中3夏期講習テキスト(5科合本)は、かなりの厚さになります。書き込みで演習してもらうとき、ある生徒さんが冊子のとじ込みの際(きわ)に書きづらそうにして書き込んでいました。そこで塾長は、ちょっと分厚い別の冊子をその下に敷くことで、書き込みの版面(はんづら)をフラットにしてあげました。(…分かりづらいことを語っていますね。皆さんも分厚い本か何かで実際にやってみてください。) …と、まあ、そんな些細なことなのですが、それによって生徒さんは演習そのものに集中でき、学習ストレスも軽減したわけです。

塾長がこうしたちょっとしたことに目が届くようになったのは、個人塾を開くようになってからです。進学塾で教えていた時には見えていなかったものが、いまはよく見えます。過去の経験からも、いま見えていることからも、生徒さんの役に立つことは今後も積極的に取り入れていきたいです。

 

結局、先生が生徒さんの状況を常に「よく見る」ことのほうが大切だということでしょうか。「見える化」とは、裏を返せば「今まで見えていなかった」という自白でもあります。学びに携わる者として、その点は深く肝に銘じておきます。

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