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親子で言葉のキャッチボールを。

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皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。

 

今回は、前回からの続きです。前回は、生徒さん編。今回は、親御さん編です。

親御さんは、どのように自分の子供に働きかけたらいいのでしょうか。

 

② 頭と心を使った、たくさんの言葉のキャッチボールを。

もちろん、親子関係は千差万別ですので、何かを決めつける気は毛頭ありません。ですが、概して、親子のコミュニケーションが、つつがなく、かつ、深く、なされている場合、学習面においても良好の結果が出てくるものと思われます。と申しますのも、多くの場合、親子の濃やかな信頼関係こそが、お子さんの学習のモチベーションを最も強く支えていると感じられるからです。自己肯定感、世の中への関心、目標への邁進、…すべては、赤ん坊のころからの、絶え間ない親の働きかけの結果でもあります。塾長も、親として反省(猛省?)しきりですが、子供にとっての親とは、そこを通して社会とつながる端緒となる精神的基盤そのものであることでしょう。

具体的なお話をしましょう。

「宿題やったの?」

こんなちょっとした言葉のなかにも、親子の信頼関係の有無が隠れています。せっかくなら、

「今日の勉強、どんなことやったの?」

と訊いてみてはいかがでしょうか。そして、お子さんと共感するもよし、お子さんに質問するもよし、お子さんと自分の間でさらにアイディアを開陳しあってもよし、…さまざまなコミュニケーションが取れることと思います。

とりわけ、国語の教科書に載っている物語文に関しては、お互いに感想が言いやすいので、学習につながる話題としておすすめです。

内容は、冗談でも構わないのです。

たとえば、「学びの庭」での授業中、中2の教科書の『盆土産』(三浦哲郎)で、生徒さんから、「ばあちゃんも本当はエビフライ2本欲しかったんじゃないかな」、などという面白い感想が聞かれました。…これは家族で話したらいろいろと意見が出てきそうですね。冗談もよし、真面目もよし、ほめるもよし、…ダメ出しでさえ、信頼関係が強く構築されていれば、OKなはずです。

こうしたさまざまなコミュニケーションが、お子さんの国語力、ひいては、他教科にも通じる読解力の基礎を作るのです。

ということは、あらかじめ親御さんは、お子さんの国語の教科書から、主要な物語くらいは読んでおかなければいけませんね。

ちょっと大変かもしれませんが(…いえ、お子さんのためなら、その程度、まったく大変ではありませんよね…)、そういうところの下準備をしておくと、お子さんの読解力や学力のさらなる向上が見込めると思います。

コツは、お子さんに“語らせる”ことです。お子さんの言葉を奪わないこと。そして、ニコニコ笑顔で受け止めること。

お子さんのなかに勉強を愉しめるエンジンができれば、親が「宿題やったの?」などと言わなくとも、勝手に猛烈に勉強をしていくことと思います。

解釈はいろいろかもしれませんが、

Life is what you enjoy.

だそうです。そうだとすると、

To study is what you enjoy.

でもあるのではないでしょうか。

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