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皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。
先日の得トレ(得点力強化トレーニング)でのことです。
驚きですね。某県立高校附属中学校の生徒さん(中2)が、早くもガウス記号の問題を解いていました。とはいえ、グラフはまだ習っていないとのことでした。そこで塾長は、「これは良いチャンスだ」と思い、ガウス記号を使った簡単な関数のグラフの問題を、その場で出題してみました。
生徒さんは、何度も試行錯誤をしながら、創意工夫をして、グラフ作りにチャレンジしてくれました。
いくつかの過誤を犯しながらも、最終的には、見事、“自力で”、正しいグラフに行きつきました。拍手、拍手、です。
タクシーの料金などを表現できる、段階的に変わる(階段状の)関数のグラフです。
この生徒さんの通う学校では、習ったことはできて当たり前。習っていないことにどれだけ自分の発想力や思考力を発揮できるかが、常に問われています。
その意味で、立派に得点力の強化になったかと思います。
とりわけ、算数・数学は、自分で考えることが大切な教科です。
もちろん、生徒さんたち全員が数学者になろうとしているわけではありません(そのくらいの意気込みは欲しいですが)。ですから、一定の時間枠で問題演習をしたら、あとは速やかに「解答・解説」などで解法を確認することによって、多くの概念や問題に慣れていき、反復し、類題も解き、身につけるという面も大切です。
(先日、高校生の塾生が、何と、数学99点のテスト結果を持ってきてくれました。まさしく、反復演習の賜物であったと思います。)
思考と訓練。両者のバランスを取りながら、誰もが数学の世界を楽しく学んでいけると良いですね。