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皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。
9月になりました。
今日は防災の日です。
99年前に、関東大震災のあった日です。
最近、高校の塾生から社会科の授業の様子を聞き、少し考えたことがあるので記してみます。
その生徒さんは、こんな風に教えられているそうです。
①「関東大震災のさいに、国や新聞が流したデマを信じた日本人が、多くの朝鮮人を虐殺した。」
う~む。いわゆる、《加害の歴史》というものですね。
その一方で、
②「自分のものの見方とは異なるものの見方もあると理解することが大切だ」
とも習っているそうです。
なるほど、自分の見方だけが正しいと凝り固まってはいけないということですね。
…とすると、①というものの見方にも、また違った見方があるのではないか、と考える方が健全ということになります。
単に教科書に載っていることや学校の先生が言ったことを鵜吞みにするのではなく、様々な視点から自分で調べ直して考えて勉強していくといいですね。
結局、同じ結論に達するとしても。
そのとき大切なことは、偏見、決めつけ、利害関係、感情、通説、権威などに惑わされず、一次史料に基づいて、事実や真実を追い求めていくことです。
果たしてその先には何が見えてくるのでしょうか。
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