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皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。
作家の大江健三郎が亡くなりました。
ご冥福をお祈りいたします。
何が何でも9条堅持・憲法改正反対というような固陋な政治活動には賛成できませんでしたが、『万延元年のフットボール』という作品が一つあるだけで、大江健三郎の名前は決して色褪せることはないでしょう。
塾長は偶然、氏がノーベル賞を受賞する直前に『万延元年のフットボール』を読んでいたのですが、手に汗握る思いで夢中になって読み進めたことをいまだに記憶しています。
最近、漱石の『こゝろ』を再読しました。ドストエフスキーの『罪と罰』も再読しようかと思っていた矢先での、今回の訃報です。大江健三郎の『万延元年のフットボール』の再読もさらにこれに重なってくることになるのではないかと、仕事が忙しいだけに悩ましく感じています。
再読したい大切な本たち。
急がずに、じっくり味わって読み直していきたいです。
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