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皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。
雨上がりのジューンベリーの葉に水滴がはじけて綺麗な水玉になっていました。
徐々に日差しが厳しい日も増えてきていますが、こうした透明感のある美しい自然を感じられるのはうれしいことです。
さて、基本の学習方法のことを、またも。
塾生の皆さんの学習状況を見ていて感じるのですが、少し目を離すと、すぐに「伸びない学習」の典型に戻ってしまうことが多いようです。
そこで、あらためて(折あるごとに何度でも)、学習方法の基本を、(今日は一つだけ)確認します。
当たり前すぎて、こうして文字に起こすのもはばかられるのですが、その当たり前ができていない生徒さんがまだまだいるので……。要するに……
できるようになるために、
学習すること。
今日確認したいのは、この一つだけです。
「?」「当り前じゃない?」と思った人も多いでしょうが、いいえ、これがそもそもできていないという場合が意外と多いのです。親や先生に叱られないためだけに勉強するというタイプの生徒さんです。
ただ赤ペンで作業的に答えを右から左へ書き入れている人、授業中に演習させると全然正解できていないのに、なぜか家庭学習の課題は全問正解している人、授業で解説後にまったく同じ問題をその場で繰り返してもできる問題が増えない人、……そういう人は、まず、マインドができていないのです。
目の前の一問にたいして、課題に対して、「できるようになってやる!」「わかるって楽しい!」「次回のテストで絶対点数上げるぞ!」「なるほど、こうすると正解に行き着くぞ!」「こう覚えると覚えやすいぞ!」…など、こうした学習の土台のマインドがある人は、決して単なる作業的な学習はしません。
目的意識(できるようになるために勉強しているという意識)があるからです。
まずは単純に、
「できると楽しい!」
と思う素直さがあるといいですね。
また、
将来の目標も。
就きたい職業、学びたい大学の学部、合格したい高校、次回テストで取りたい点数や順位、……こうした目標がある人は強い。特に、自分で決めた場合には。
「将来やりたいことは、まだ特に決まっていません……」などという人は、いけませんよ。自分の人生は、自分のためだけにあるのではないのですから。
そういう人は、少なくとも目の前のテストでは《最高峰》(自己ベスト)を目指してください。
目標のある人も、《最高峰》(自己ベスト)を目指すでしょうから、つまりは、全員が、《最高峰》(自己ベスト)を目指すことになりますね。
そのためには、家庭学習も、最も自分を伸ばすやり方でやるのが利口というものです。
(家庭学習は、本人と親御さんの責任でおこなってください。何でもかんでも学校や塾に任せないでください。)
手抜き学習で、自己ベストが狙えるわけがありません。
当たり前ですね。
もう一度言います。
手抜き学習で、自己ベストが狙えるわけがありません。
当たり前ですね。
成績を上げたい、と言いつつ、手抜き勉強をする。……矛盾していますね。
家でも、学校でも、塾でも、
自分を伸ばす学習をしてください。
自分を伸ばす学習をしていれば、楽しくないはずがありません。