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小テストの60点。意味があるのはどっち?

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こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。

 

多くの中学生・高校生は、もうじき期末テストですね。

塾生は、目標点を定めて、抜かりなく、学校の教科書・問題集、塾の問題集・ノートをチェックし、繰り返しましょう

親御さんは、お子さんの時間管理・健康管理と同時に、プラスのお声かけをお願いいたします。

 

さて、今日は小テストのお話です。学びの庭では、最近、中学生指導において、定期テストで範囲指定された箇所の漢字小テストを実施しています。

1問10点、100点満点のテストです。

そのときに60点だったAさんBくん。二人を典型例にパターン分けして示してみますので、その学習方法や学習姿勢を比べてみましょう。

 

Aさんは、毎回、家庭学習で100題練習してから、小テストに臨んでいます。

10題の小テストで、結果は60点。

ほぼ60題は覚えられたことになります。

その場で直した4題も合わせれば、64題の漢字が書けるようになっています。

もともとAさんが書ける漢字もあったのかもしれませんが、少なくとも、Aさんは64問ぶんの学習ができているのです。

Aさんは、さらに得点を上げるために練習法を見直していきます。

次は7割~8割の点数を狙っていけるでしょう。

 

Bくんは、全く家庭学習をしないで小テストに臨んでいます。

10題の小テストで、結果は60点。

はたして、この出来が偶然のものなのかどうかは分かりませんので、範囲の100題のうち何題をBくんが覚えているのかは不明です。

その場で直した4題をすべて覚えたとしても、彼が書けるようになっているとハッキリ言えるのは、この時その場でやった10題だけです。

つまり、彼は10問ぶんの学習しかできていないのです。

Bくんは「何にも準備しなくとも6割取れるから…」と、次も準備せずに小テストに臨みます。

次に何点とれるかは全く分かりません。問題は徐々に難しくなっていきますので、おそらく、点数は下がっていくことでしょう。

 

どうですか。同じ60点でも、今後の伸びには大きな違いが出ることは明白ですね。

「いや、Bくんは何にもしなくとも、100題中60題は書ける実力があるじゃないか! すごい!」と反論なさる方もあるかもしれませんが、いま塾長が問題にしているのはそこではありません。

学習とは、いまの自分の能力や実力から、さらにどれだけ伸ばしていけるかですそうした「伸ばしていく学習」にBくんの学習法がなっていないということは、火を見るより明らかですね。(塾にも通わず、家でもあまり勉強せず、その10問の小テストの機会さえ失している人よりは、いくぶんかマシではありますが。)

 

小テストでは同じ結果を出しているAさんとBくん。

しかし、範囲が広く、応用問題が多く、じっくりと準備を積み重ねることが必要な、《定期テスト》や《入学試験》では、全く異なる結果が出ることでしょう。

Bくんの学習法に近い塾生は、今からでも、ぜひ、Aさんの学習法に切り替えていきましょう。

コツコツ頑張れば、きっと良い結果につながりますよ。

 

 

 

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