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皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。
先週、プロメシアン(電子ホワイトボード)のランプがいきなり切れましたので、交換の間だけ、久しぶりに黒板を使った授業を実施しました。
生徒さんたちにとっては、、意外と新鮮だったようで、黒板を使った授業もときどきとり入れていこうかなと思いました。
さて、交換したイギリス製のランプには、こんなふうに注意書きがしてありました。そこで、これ自体も勉強の材料にしてみました。いわば、生活そのものが学びの場であるということの実践でもあります。
This lamp contains mercury ; dispose according to local, state, or federal laws.
中1の生徒さんたちにも、チャレンジしてもらいました。三単現のs、複数形のs、セミコロンの用法、イディオム、…といった英文法のことを教えるのみならず、「mercuryは水星のことでもあるけれど、水ではないね。ここでは何のことだか分かるかな?」といった発問を通じて、センスを養う学習にもなるようにしました。
この塾長日記をお読みの方々も、ここではマーキュリーとは何なのか、どうぞお考えになってください。上の英文の和訳は、次の通りです。
このランプにはマーキュリーが含まれています。ですから、地域、州、連邦の法律に従って処分してください。
ヒントは、「昔ながらの体温計」、あるいは、「常温で液体の金属」です。もうお分かりになられましたね。
…そうです。大正解です!
ちなみに、フランス語で水曜日はmercrediと言いますが、これも水銀に象徴される星、水星(英:マーキュリー、羅:メルクリウス)の日という意味ですね。英語のWednesdayは、北欧神話に由来があるようですが、やはり、メルクリウスと同一視される神(Odin、Woden)の日という意味だそうです。
水星は、実際には、主に鉄やニッケルでできているようですが…。
教科書ワークに出ていることだけを覚えればいいや、というようなケチくさい学習では、到底ここまではたどり着けないですね。塾生の皆さんも、ぜひ、塾長を驚かせるくらいいろいろなことに知性のアンテナを巡らせていってくださいね。(すでに驚かされていることも多々あります。あなたたちは、すごい!!)