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皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。
夏期講習の立て続けの授業の合い間に、この塾長日記を綴っています。
今回は、“ほっこり”(?)するお話を。
いま、塾の道路側に面した花壇には、アジサイの花が咲いています。そのすぐ隣りには、ヤマユリの花。さらに少し離れた場所には、コスモスの花も…。
季節の移り変わりが、あたかも一帖の絵巻物を繰り出して眺めているかのように楽しめます。
今回は、そのアジサイの花に関して、小学3年生の女の子の生徒さんがある実験をしてくれたので、そのご報告をいたします。
そもそものきっかけは、授業中に出てきた、アジサイの花の色の違いについてのこんな生徒さんの言葉でした。
「アジサイの花は、どうして赤とか青とか違う色になるの?」
塾長が、「土が酸性かアルカリ性かで変わるって聞いたことがあるよ」と話したところ、その生徒さんは、後日、アジサイの花を摘んできて、家で、炭酸水や牛乳に浸けて観察してみたとのことでした。
結果は、どちらも変わらずに傷んでいっただけだった…とのことでした。
とってもかわいらしい実験ですね。
その結果を聞いて、塾長は思わず微笑んでしまいました。
…ですが、それで終わらないところがこの生徒さんの偉いところです。その生徒さんはそのときすかさずこう言いました。
「たぶん、花だけだから変わらないんだよ。枝も一緒にとって浸けてみたら変わるかも。」
こういうところが素晴らしいですね。予想し、実験し、観察する。かりに結果が思うように出なくとも、すぐに次の予想をする。これはもう立派に“小さな科学者”であると思います。すぐに行動に移すところもいいですね。
この生徒さんは、ふだんから、花も、虫も、動物も、よく触れたり観察したり考えたりしています。塾長が教わることもあるくらいです。(早いうちから土をいじったり虫を触ったりと、自然に免疫力を高めておくことも、こうしたコロナ禍にあって、もっと見直されていいかもしれませんね。)
これからもそうした好奇心の発露を大切にしてほしいですし、他の塾生の皆さんも、おそらく内に秘めた好奇心をいっぱい持っていることと思います。そうしたものを誰もが大いに発揮していけることを、塾長は日々望んでいます。