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皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。
当塾の中1生が、漢検2級に合格しました。
漢検2級は、高校卒業・大学・一般程度の漢字力ということですが、内容はたいへんに難しいものです。
たとえば、同音異字で「賜杯」と「紙背」、書き取りで「盲亀ふぼく」の「ふぼく」、「胃かいよう」の「かいよう」、畑の「うね」など、普通の高卒生・大学生・社会人には書けないような難しい言葉や漢字のものが、多数出題されていました。(書き取りの解答は最後に。)
正直、塾長にも難しいものが多数あるのですが、皆さんはいかがでしょうか。
さて、では、どうやったらそんな難しい級に一発で合格できるのでしょうか。
実は、その答えはいたって簡単なことです。
今回、当塾の中1生でみごと合格した生徒さんは、日々、語彙が増えていくことや、正確に漢字が書けることを楽しんでいます。おそらくは、そこにすべての秘訣が集約されているようにも思われます。
事実、この生徒さんは早速次の級の漢検問題集を買ってきて、その問題集の分厚さに対して、嬉々として悲鳴をあげていました。
学びを楽しむ。
この一言が、すべての勉強法をやすやすと凌駕してしまっているのかもしれません。
そのための細かな具体策は、“塾屋”として「学びの庭」が、日々生徒さんたちに惜しみなく伝授していっています。
とはいえ、生徒さんの心の中は生徒さん本人のものです。《他所からコントロールされて、楽しみを見出し、やる気を起こす》のではなく、《自分から物事に働きかけて、面白さを見出して、やる気になる》、このほうがずっと素晴らしいことですよね。
…少なくとも、塾長も、人の親として、「宿題やったの(怒)?!」「なに、この点数は(怒)!」「(黙ってため息…)」など、子どもの伸びる翼を捥(も)ぐことだけはしないようにと、肝に銘じておきます。
※書き取りの答え:「浮木」「潰瘍」「畝」