TOP > 新着情報 > お役立ち塾長日記 > 走れメロス。コン然一体の語り。

走れメロス。コン然一体の語り。

カテゴリ

皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。

 

小諸東中定期テスト(後期期末テスト)も終わりましたので、漸く(←中学生の皆さん、この漢字、読めますよね?)こうして落ち着いて授業報告ができます。

 

さて、今回は、太宰治『走れメロス』についてです。

塾長はすでに数年前に読書日記で本作品の語りの特徴については文章に認(したた)めたことがありましたので、それを再配布し、簡単に読み合わせてみました。(この読書日記の優れた点は、最後にきちんと定期テスト予想問題がついていることです。単なる自己満足に陥らないよう、細心の心遣いをしております。)

 

話の趣意は、太宰治のここでの文体は、1人称も、3人称も、それどころか、2人称もが、混然一体となったものである(いや、それどころか、作者も、登場人物も、読者さえもが、もはや綯い交ぜになっているのだ)ということでした。

[国語が苦手で嫌いな塾生も、この『走れメロス』だけは楽しんで演習していましたが、そうした誰もが巻き込まれるような太宰の語りの魅力は、こうしたところにもあるのでしょう。]

 

さて、塾長はその文章の中で「混然一体」という言葉を使っていたのですが、クラス授業の中学2年生の塾生の一人から、すかさず、「コン然一体のコンの漢字は、これじゃ無いんじゃないのかなぁ…」という疑問点が出されました。皆さんは、いかがですか。違和感を感じましたでしょうか。

その場で調べてみると、たしかに、ふつうは「渾然一体」と書くようです。塾長が当時どういうつもりで「混」の漢字のほうを選んだのかは失念してしまいましたが、先日の授業でのその場での鋭い指摘には、思わず唸ってしまいました。細かい活字を注意深く読んでくれていた塾生には、脱帽します。

⻑野県⼩諸市の完全個別指導・超少⼈数指導 ⼩・中・⾼・既卒・社会⼈
学びの庭
manabinoniwa.com


〒384-0093
長野県小諸市和田897-2
TEL:0267-24-8688

お問い合わせはこちら