皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。

 

生徒さん・学生さん。夏休みも、もう終わりの時期ですね。

「学びの庭」の中３の塾生たちにとっては、塾の模擬テスト、中学校の総合テスト、と、試験が目白押しです。

 

夏の講習会での頑張りを、大いに発揮してもらいたいものです。

 

…と、単純に言いたいところですが、どうも様子を見ていると、そう簡単な話でもなさそうです。

と言いますのも、塾生さんたちの幾人かの自学自習の方法が、あまりにも杜撰(ずさん)だからです。

 

改善点を列挙します。

親御さんも、お子さんが杜撰なやり方で「勉強もどき」をやっていたら、叱って改善させてください。やり方を良くすれば伸びるものを、みすみす間違ったやり方をとったせいで伸ばせないなんて、もったいないことです。(お子さんが良い形の家庭学習をやるかやらないかは、家庭の責任です。)

 

では、厳しく、上から目線で、語りますよ。(塾生諸君は、覚悟せよ。)

 

①　調べてやっただけのものに、赤ペンで丸をしないこと。少なくとも、青ペンで丸をして、やり直しをすること。答えを見て鉛筆・シャーペンで書いた後、赤ペンで〇をつけるのは最悪。学校の提出物ではアリバイ的なそうした行為もまかり通っていたのでしょうが、まったくの無意味です。百害あって、…。何のために勉強しているのでしょうか。叱られないため？　自己満足を得るため？　…すぐに改善しましょう。

②　英単語を何度も見て写すのをやめること。右から左に見ては写し見ては写しをしているだけだから(観察していると、無意識にやっている人が多いです)、いつまで経っても書けるようにならないのです。漢字も同じです。

…ですから、あの中学校のルーティンな提出ノートは、即刻やめた方がいいですね。学校の先生方も、間違いだらけなのに、大きく〇をして生徒さんたちに返すなんて、学習としては、まったく、意味ないですよ。学習というものを根本的に間違ってとらえてしまう生徒さんたちが現れてしまうので、弊害のほうは大きくありますが。

生徒さんたちは、英単語は発音と綴りのパターンがあるので、それを常に意識するとラクに書けるようになります。大いに利用しましょう。

③　丸付けをしない、直さない、答えだけを(チョロンと)書く、などの、無意味な「作業」をしないこと。これも、何のためにやっているのでしょうか。「やった、やった」と言うためにでしょうか。いけませんね。要するに、やり方が、テキトーすぎるのです。考えずに何となく答える。何となく直す。何となく繰り返す。考えない。考えようともしない。深く知ろうともしない。これでは、せっかくの機会が無駄になってしまいます。

④　そもそも、塾に来たときくらいしか、まとまった学習時間が取れていない、などということのないようにする。「学びの庭」は、長時間拘束をする塾ではありません。家庭学習がなければ、明らかに学習量が不足します。家で勉強できない人は、指導を受ける時間を増やしたり、自習のために通塾する時間を増やしたりしてください。(とりあえず、学習の「時間」と「空間」を確保する。非常にレベルが低いですが、これって、意外と大切なことなんですよ。人間って、つい、大変なことは後回しにしたくなってしまう面を持ち合わせていますから…。)　

 

とりあえず、取り急ぎ、４つ並べました。いかがでしょうか。該当するものはありましたか。あれば、即、改善です。三日坊主でも構いません。また、三日後に改善を決意すればいいのですから。どうせできないと聞き流して「やり始めない」、知らなかったことにして「やり始めない」、さまざまな言い訳が立つようにして結局「やり始めない」のが、一番よろしくないのだということは、“賢明”な塾生諸君には、分かることでしょう！

 

勝って美酒に酔いしれるか、負けて後からそれを酸っぱいブドウと嘯くかは、あなた次第です。

It’s up to you to do it or not.