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全国学力調査と、歴史に学ぶことについて。

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皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。

 

小6・中3で、全国学力調査が行われましたね。

内容を見てみたのですが、読解力・思考力・表現力の必要な問題が、目白押しでした。

 

該当学年でない生徒さんも新聞・ネット等で探して解いてほしいです。親御さんも、頭の体操です。お子さんに「勉強しなさい、勉強しなさい」というだけでなく、どうぞ自分で解いてみてください。

面白いですよ。

中学の国語には判じ絵、小学の算数には本やファイルの並べ方など、話題自体も工夫された問題でした。

「学びの庭」ではショウペンハウアー『読書について』で記述作文の課題を出したことがありますが、今回の学力テストでは小林秀雄『読書について』などが取り上げられていました。

文章自体、内容が深くて興味をそそると思います。

「文は眼の前にあり、人は奥の方にいる。」

なるほどなぁと塾長は感心してしまいました。

 

 

さて、ところで、またもや民主主義の蹂躙が日本の選挙運動のさなかに起こってしまいましたね。岸田首相への爆発物投げ入れ事件(テロ行為)のことです。マスコミによる容疑者の動機の解明などは、一切不要だと思います。それこそテロリストの思うツボです。テロに加担しないためにも、テロリストには社会的に微塵も言い訳をさせないことが肝要です。(言いぶんがある場合は、裁判所でどうぞ。)

安倍元首相の暗殺テロのときに、あれはアベ政治が悪かったからだ、某宗教団体が悪かったからだ、といったような言説がまかり通っていました。(事実、佐久地域の元教師で「犯人が狙った的は正しかったのだ」などと発言した人もいます。) そうした空気がこうした第二のテロリストを生んだのだといっても、言い過ぎではないでしょう。

右派・左派などということとは関係なく、言論の自由は守られるべきものでしょう。暴力やテロによって自分の主張を押し通そうとすることを、社会は許してはいけません。戦前の五・一五事件(犬養毅暗殺)や、二・二六事件(斎藤実・高橋是清ら暗殺)の状況に戻ってはいけないのです。

 

歴史に学ぶとは、そういうことだと思います。

 

ヴォルテールのあの有名な言葉をここであらためて引くまでもないことでしょう。

民主主義を暴力で片づけることを、私たちは何があっても許してはいけません。

 

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