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皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。
今回は、テストで“的中”したお話です。
実際、的中は、学びの庭ではよくあることです。
とはいえ、今回はただ的中しただけではなく、
次の二点が重なったので、紹介いたします。
①〈理科〉の「鏡像」をめぐって。
生徒さんたちとの“対話型”授業のなかで、
実際の教室の窓を利用して教えられたので、
生徒さんたちに具体的に実感してもらえた点。
②〈学びの庭〉の「業者テスト」をめぐって。
〈理科〉で教えたことが、塾長がよく言う
“教科横断型”学習の典型的な形で、
〈数学〉の関数の問題で出題された点。
2回に分けて、それぞれについてお話します。
今回はその第1回です。
① 鏡よ、鏡。この世で一番…。
夜8時頃の時間帯。
理科の授業でのことです。
生徒さんたちから見て、
電子黒板に向かって右側の窓には、
薄緑色のロール・カーテンがかかっています。
窓の外からは、秋の虫の音が。
そんななか、鏡像について勉強しました。
光の進み方の学習です。
問題を単なる机上のものとしないよう、
塾長は、こんな話をしました。
「もし、いま、このロールカーテンを開けたら、
塾長の立ち位置から、
席についている生徒さんのうち、
誰が窓に写って見え、誰が写っていないか。
それを当ててほしい」と。
全員で予想をした上で、論より証拠、
いざ、カーテンを、ロール・アップ!
(文字通り、スネアドラムのロールで
効果音を出せば良かったかも!)
はたして、窓に塾長が写って見えた生徒さんが、
塾長からも窓に写って見えている生徒さんです。
正解を確認したあと、
さらに、どういう作図をすればよいのか、
実際に塾長が立ち位置を移動して、
鏡の中のアリスならぬ、鏡の中の塾長となって、
実体的に言葉を尽くして説明しました。
(ここではいたずらに煩雑になるので、
いちいち細かい説明はしませんが…。)
…その場で電子黒板に教場の図も描きました。
電子黒板(電子ホワイトボード)はマス目もあり、
さまざまな図が即座にキレイに描けるので、
こうした時の機動性は抜群です。
作図したものはノートにも残してもらったので、
正解した塾生も、そうでなかった塾生も、
かなり印象に残ったのではないかと思います。
「対話→具体→実感」の実践ができました。
次回は、
② π(パイ)型人間、世界を股にかける。
について、話そうと思っています。
(気が変わらなければ、ですが…。)