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小説「ディオゲネス」「牛車Bydlo」「エレキテル」。また、……

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皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。

 

またも、言われてしまいました。

 

塾長(天沼戈名義)の書いた小説、「ディオゲネス」「牛車Bydlo」「エレキテル」が、またも、

「難しい……」

と言われてしまいました。

 

塾長からすると、一体どこがどう難しいのか????と思うのですが、しばしば言われるところを勘案すると、やはり、難しいのかもしれません。

 

ニーチェ、ルソー、ラモーの甥、樽のディオゲネス、ヘーゲル、……さまざまな哲学者やその作品の人物が出てくる(「ディオゲネス」)からでしょうか。

ムソルグスキー、ラヴェル、リムスキー・コルサコフ、レーピン、ハルトマン、……さまざまな作曲家や画家が出てくる(「牛車Bydlo」)からでしょうか。

平賀源内、上田秋成、本居宣長、大伴家持、サルトル、カミュ、デカルト、……さまざまな蘭学者、国学者、歌人、小説家、哲学者たちが出てくる(「エレキテル」)からでしょうか。

 

本来、そんな人たちが出て来ようが、出て来まいが、それが小説の難易度とかかわるとは思えません。

 

 

……つまり、読者の皆さんの偏見(思い込み)なのだと思います。

もっと、まっさらな気持ちで愉しんで読んでくれればいいのになあと思っています。

皆さん、頭、固すぎるんじゃないでしょうか。

 

愉しめばいいんですよ。単純に。

論より証拠。少し、引用してみます。声に出して読んでみてください。うなぎになった夢を見ている平賀源内の語りです。琵琶湖で出会った鯉が、何やらいい匂いがするぞ、と食べ物に引き寄せられていく場面です。

「あ、そいつはやめたほうがいいぞ、とすぐに思い出した。未来の記憶。拙者がエレキテルなんぞ見世物にして小銭稼ぎをしていた時分に出た読み本に、何とか物語、えぇと、源氏物語じゃないし、平家でもないし、えぇと、夢の中はやっぱり不便だな、思い出せそうで思い出せない、しかも思い出した途端、夢から覚めてしまいそうだから参ったな、でもまあいいや、兎に角、その何とか物語の中で、まさしく「元」人間の鯉が釣り上げられて俎板の上で鱠(なます)にされてしまうってのがありやしたぜ、親分。……って、拙者、だんだんキャラまで崩壊。ええっと、それに体もなんだかだんだん琵琶湖の底の泥水と一緒にドロドロとけ合っていっているようにも思えるのだが。鯉さん、鯉さん、お気をつけを。あれどこに行ったか、もう鯉の姿は消えている。いけない、釣り上げられてしまったぞ、やっぱり逃れ難た(堅田)の漁り火だったか。おやおや、波の上を見ると鯉の滝のぼりだ。こいつは応挙も吃驚、大化けだ。あっという間に鯉のぼりとなった。淀鯉の親分も、随分と出世したものよ。あのまま信濃の国まで飛んでいくのだろうか。だが、いまは端午の節句の時期だったろうか。土用の丑の日かと思っていたがな。ぶつぶつ言いながら、手元の錦絵暦をめくってみると、飛び込んできたのは二代目瀬川菊之丞。ああ、いつ見てもいい女。いや、女形だけど。でも、女として見ていい女なら、菊之丞はもはや女だよな。(拙者がもはやうなぎであるように。) とすると、拙者は男色じゃなくて、きちんと(?)女に恋をしていたのだったなぁ、といまさら言い訳をしてみても、誰ひとり聞く者もなし。巫山(ふざん)の夢の中でまたまぐわいたいものよ、などと取り留めもないことを淫靡に思えども、一向に甲斐なし。手持ち無沙汰に(手は無いけれど)また水面から顔を出してみると、さっきの鯉の吹き流しがはるか空遠くを泳いでいっている。あぁ、うらやましい限り。鯉の学名はキプリヌス・カルピオ・リンネだったかいの。キプリヌス・ルブロフスクスだったかいの。鯉のぼりってのは支那にもあるんかいの。鯉のぼりはなんで一旒(りゅう)二旒と数えるんかいの。そんなことをふわふわふわふわいつまでも考えていると、いつの間にか、自分は江戸の水道橋・駿河台にいた。まことか。広重の『名所江戸百景』にある巨大鯉のぼりの版画絵には時代がまだ早い。こいつは時代考証に間違いなく引っかかるぞ、などとどこからか天の声も聞こえてきたが、夢の中なのでお構いなし。(拙者の任官はお構い有りだけれども。) うなぎ・泥鰌の類いは、紛れてしまえば一切合切この泥の中。よく聞こえていなかった振りをして、誤魔化しておけば万事OK牧場しぼり。

 

ちなみに、AIによると、『ディオゲネス』『牛車Bydlo』『エレキテル』のメインテーマは、「自分とは何者か」「常識や伝統に対する懐疑」「死や変身を通じた境界の曖昧さ」だそうです。

「歴史や文化、個人の逸話を題材に、ユーモアと批評精神をもって、読者自身に『あなたは何者か』と問いかける構成になっています。」とのことです。

なるほど、たしかにそうですね。それだけではありませんが。

 

とりあえず、創作では一切AIは使っておりません。楽しくなくなるからです。

全編読みたい人は、どうぞご連絡ください。

残部は、大変に僅少です。お早めにどうぞ。

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