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皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。
新型コロナ・ウィルスの感染拡大に伴って、全国の小中高の学校が休校となっていますね。これによって、児童・生徒の皆さんは、多くの時間を自宅で過ごすこととなりました。そのこと自体をいつまでも憂えたり嘆いたりしていても仕方がありませんので、どうか、この3月を、より良き“充電”のできる1ヶ月となるよう、気持ちを切り替えていきましょう。
この1ヶ月は、ある意味、家庭の教育力が問われていると言えるかもしれません。
こういう空白の期間に、生徒さんたちには、たとえば、…
①普段ならば手に取らないような厚めの本を読破する。
②自分のテーマの研究をして、レポートを書く。
③理科実験や数学的工作をして、知識や創造力に幅を持たせる。
など、自宅でもやれることがたくさんあります。
親御さんは、どうか、お子さんが、ゲーム三昧、動画三昧、なんとなく過ごす、単なるドリル等の自学自習のみに終始する、などということの無いようにしてあげてください。
学びの庭としては、次のようなものをおすすめします。
①小学校低学年 都道府県名・県庁所在地名を、白地図などを見ながら、すべて分かるようにする。
②小学校中学年 百人一首を百首すべて、作者名も含めて諳(そら)んじる。
③小学校高学年 英語の絵本を読む。(アーノルト・ローベル『Frog and Toad』のシリーズはおすすめ。)
④中学1年生 夏目漱石『坊っちゃん』を、きちんと一冊(全文)読む。
⑤中学2年生 太宰治作品集(代表的作品を含む)を読む。
⑥中学3年生 芥川龍之介作品集(代表的作品を含む)を読む。
⑦高校1年生 外山滋比古『思考の整理学』を批判的に読む。
⑧高校2年生 ショーペンハウアー『読書について』を批判的に読む。
⑨高校3年生 中江兆民『三酔人経綸問答』を批判的に読む。
いかがでしょう。他にもご家庭で様々なアイディアが出てくるといいですね。ぜひ、充実の1ヶ月にしていきましょう。