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国語。「かわいそう」と「さびしい」

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皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。

 

花粉の飛散する季節ですが、皆さんは大丈夫でしょうか。塾長は花粉症なのですが、日々の食事に気をつけて、症状がひどいときには漢方薬で乗り切っています。

 

さて、今日は国語の話です。

 

新中1生の国語の小説文(物語文)読解でのことです。引っ越ししてきて間もない主人公の少年の気持ちを読み取る問題で、選択肢の中に「かわいそう」「さびしい」という言葉が入っていました。

生徒さんは「かわいそう」という言葉を含む選択肢を選んだのですが、正答は「さびしい」を含む「少しさびしく感じている」というものでした。

 

塾長には、この説明はなかなか難しいものでした。今回誤答であった選択肢は、「自分をかわいそうと感じている」というものだったのですが、これも、さほどズレてはいない選択肢です。

 

皆さんなら、どのように説明するでしょうか。

塾長は、その場では、「自分をかわいそうだと感じている」客観的分析的で、いわば自分を《外側から見ているとき》の感じ方だよね。それと比べると、「少しさびしいと感じている」は、主観的感情的で、いわば自分の《内側から出てきた》感じ方だよね。だから、ここではこちらの方がより近いと言えそうだね」と説明したのですが、いかがでしょうか。(もしかしたら違うかもしれません。もっとはっきりとした論点で判断できる可能性も大いにあります。)

 

…と、このように、自分では正解が分かっても、説明がしづらい問題もあります。他者へ説明できるかどうかで、自分が本当に理解しているかどうかも分かります。

塾生は、問題集を実施していて、答え合わせのとき、《正解出来ていたらそれで素通り》というのではなく、正解の理由がきちんと他者に説明できるかどうか、今一度、確認してみるといいでしょう。きっと、これまで以上に力が付くことと思いますよ。

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