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皆さん、こんにちは。学びの庭・塾長の柳です。
塾の北側の看板の下に、大輪の山百合の花が咲きました。
見事な咲き具合で、思わず写真に撮ってしまいました。
さて、昨日は中1の夏期講習、初日でした。
国語と英語を実施したのですが、普段は英数を中心に授業を進め、定期試験前に国理社も盛り込むカリキュラムの「学びの庭」では、どうしても手薄になりがちの教科、国語を、昨日は重めに指導しました。
国語と英語、2回に分けて、ご報告します。
(1)まずは国語について
夏期講習教材は、教科書準拠の問題集ではありません。ですから、本当の国語の読解力を鍛えていくにはもってこいの問題演習となりました。
まずは、言葉のイメージをきちんと定着させることから。
「(アメリカ)南部の綿花栽培」、「産業革命」、「床の上に置く大型の時計」、「組合」、「中世」、…直接には問題を解く上では必要のない知識とイメージですので、おそらくふつうの学習塾では、素通りしてしまうような語句や表現だと思います。答えの部分が当たっていれば、「よくできているね。次へ」で終わり。
しかし、「学びの庭」は、違います。
せっかく文章を読むのですから、設問に使われていないところも国語力を高めるために味わい尽くした方がいいです。中学1年生は、まだ地理でも歴史でもアメリカ合衆国のことは習っていません。既修者や大人にとっては当たり前で通り過ぎることのできる部分も、彼ら彼女らにとってみれば、実は「?」がいっぱいの表現なのです。彼らはアメリカとヨーロッパの大きな違いについても、分かっていません。
設問にさえ正解できればいい、というような、(せっかちな生徒さんや親御さんにありがちな欲求ですが)、いい加減な密度で文章を読む悪い癖がつくと、いざというときに(つまりは、身近な場合で言ってしまえば、高校入試のときに)まったく深く読むことができないということにもなってしまいかねません。塾長はそうしたケースをイヤというほど見てきています。
ですから、塾長は、かりに設問に生徒さんたちが全問正解していたとしても、そう簡単には次の文章にはいきません。今後さらに使える知恵の部分をきちんと明文化してノートに残してもらったり、文章全体からさらなる追加設問にチャレンジしてもらったりして、塾生の文章理解の深度がぐっと増すような、いわば、頭のなかを“耕す”ような、そんな作業をしてもらっています。
(今回の中1生、とてもよく頑張ってくれたと思います。さらに多くの問題にあたって、自分の分析力・思考力・表現力などを高めていけるといいですね。)
申し訳ないですが、こうした指導は、おそらく“並み”の塾には到底できないことと自負しております。その場の生徒さんの状況に応じた適切な追加の設問や発問が、ふつうの塾の講師の先生にはそう簡単にはできないからです。
国語が苦手な人・嫌いな人ほど、最初は面倒くさがり、すぐに次のページの問題をやりたがりますね。しかし、塾長の発問や追加問題を乗り越えていくと、むしろ国語が得意・好きになってしまうのですから不思議なものです。隙のない形で深く文章を読めるようになるからか、他の教科への波及効果も感じられます。
国語はすべての教科の根幹です。しかも、一朝一夕には結果が出ない面があります。正直、本人・親御さんの日常の姿勢が一番のネックなときもあります。ぜひ、講習会の国語のような、未知の良質な文章に当たる機会を十二分に活用してもらいたいものだと思います。
(2)次に英語について
こちらは、次回に…。
※ 中1クラス、まだ残席ございます。途中参入は、日割り計算をいたします。本当の力をつけて学力上位校(上田・野北・岩村田等)を目指したい生徒さんは、どうぞ、この機会に通塾をご検討ください。完全個別の空きゴマは残り僅かです。ご相談ください。お待ちしております。